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2013年11月19日

【じっくり投資コーナー】新東工業は底値を放れる、世界のシェールガス埋蔵量膨大で関連人気

じっくり投資コーナー  新東工業<6339>(東1)は、11月18日(月)7円高(+0.92%)の771円と5営業日続伸で堅調。小泉純一郎元首相が先週12日に日本記者クラブで会見し、約300人の記者団の前で初めてマスコミ向けに「原発ゼロ」を訴えたことから、代替エネルギーへの関心が高まる方向だ。
 
 米エネルギー情報局(EIA)が今年の6月に発表した報告書では、世界で採掘可能な新型天然ガスのシェールガスの埋蔵量は約206兆立方メートルに上るとの推計結果が既に明らかになっており、シェールガスに対する関心は再度高まると見られる。中でもシェールガス採掘向けサンドコーティング設備を手がける同社は中長期的な視点で注目されるだろう。

  足元の業績、10月28日に今3月期第2四半期利益予想の増額修正を発表済み。環境分野の低調が響き、売上高は前回予想の410億円(前年同期比1.0%減)から408億8000万円(同1.3%減)したものの、特機分野で大幅に損失を圧縮し、営業利益は同12億円(同36.9%減)から12億5000万円(同34.2%減)増額、運用益と為替差益の増加により経常利益は同18億円(同11.0%減)から22億4000万円(同11.1%増)、純利益は同10億円(同4.1%増)から13億5000万円(同41.9%増)と純益は増額した。通期純利益は前回予想の24億円(前期比54.5%減)を据え置いている。

  株価は、5月24日につけた年初来の高値1089円から6月7日安値704円。8月28日安値682円、10月8日安値685円、11月11日安値710円と売り直されて下値確認から出直る動きとなっている。足元では北米でサンドコーティング設備は低調だが、中長期的な伸びは期待されるほか、11月にタイ国現地法人の新工場建設。日系の顧客をはじめ、ボリュームゾーンのローカルでの需要先に対しても、品質や価格面で競争力をもった魅力ある製品を生産・販売できる体制を確立。主に汎用ショットプラスト装置の生産を拡大させることから来3月期は上向くと見られる。PBR0.52倍と割り負け、26週移動平均線を上回っており、中長期で再度4ケタ大台を目指す展開は期待されよう。(N)

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