■社会インフラ系の受注好調、監視・制御システム『OpenMonitor』伸長

9月中間期の営業利益が前年同期比2.2倍と好調で今3月期通期でも2ケタ増益の好調を見込んでいる
キーウェアソリューションズ<3799>(東2・売買単位100株)。同社の三田昌弘社長は好調な背景について、「NECからの売上が大幅に増加したほかJR関連、日本HPからの売上も順調でした。NEC関係では航空宇宙、鉄道関連の社会インフラ系の受注が好調です。また、注力分野のホテル、物流等の流通・サービス業分野の受注も好調です。とくに、社会インフラ系に適用される当社の監視・制御システムパッケージ『OpenMonitor』の販売が好調です」という。
売上の好調に加えて、一昨年度末に実施した事業構造改革以降においても継続的に取組んできた施策が寄与して利益が大きく伸長している。

同社の強みはどのような点だろうか。三田昌弘社長は、「当社は45年以上にわたり官公庁、運輸、通信、金融、医療、流通、製造分野など多彩な分野において社会インフラを支える情報システム構築に携わってきました。数多くの実績を通じ培った豊富な業種・業務ノウハウとERP、監視制御、フロントエンド、SOサービスといったさまざまなITソリューションを駆使し最適なソリューションを提供できることが強みです」という。
今3月期は売上7.8%増の176億円、営業利益11.9%増の6億円の見通しだが、さらに、「中期経営計画では、(1)パートナー型ビジネスの推進による既存顧客との関係強化、(2)プライム型ビジネスの推進による顧客の事業運営を支える、(3)サービス提供型ビジネスの推進による新規サービス、プロダクトの創出、という『3つのフロンティア戦略』を積極的に推進しています。中期3ヵ年計画最終の2015年3月期には売上180億円、営業利益7億6600万円の見通しです」と業績は好調である。
今期予想1株利益62.3円、来期はさらに向上が期待される。今期配当は年10円の予定だが、業績向上に伴い来期には増配が期待できそうだ。
株価は年初来高値が9月の2154円で25日は920円。PERは14倍台で特に来期の1株利益向上を見込めばいっそう割安といえる。中期仕込み場とみられる。
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