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2013年11月29日

【じっくり投資コーナー】ユアサ・フナショクは観光関連で割安

じっくり投資コーナー 首都圏地盤の食品卸中堅で、ホテルや不動産賃貸も営む、ユアサ・フナショク<8006>(東2)は、11月28日(木)2円高の232円と3営業日続伸。円相場が1ドル=102円台と円安が進行しているほか、政府が27日に東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水対策として百数十億円の追加の国費投入を行う方針を固めたと伝わっていることから、訪日外国人客数が伸びるとの期待感が高まる方向となっている。同社がホテルを運営し、業績好調で割安感があることが、再度、見直されると予想する。

 足元の業績、今3月期第2四半期は、商事部門で冷凍・チルド商品、酒類が好調、畜産が成豚の取り扱い数量の増加、食肉価格が高値で推移。ホテル部門は景気の回復基調を背景に、一般の利用客が順調に推移。不動産部門が利益貢献し、売上高は539億5300万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は9億2000万円(同17.3%増)、経常利益は10億6600万円(同18.0%増)、純利益は7億1600万円(同3.0倍)に着地。純利益は中間期計画を2億1600万円上回り好調に推移。通期業績予想の上ブレが視野に入る。

  株価は、9月17日につけた年初来の高値278円から11月6日安値230円と調整。同20日安値227円と売り直されて下値から出直りつつある。9カ月移動平均線がサポートしており、中長期的なトレンドは崩れていない。今期予想PER10倍台・PBR0.48倍と割安感があるほか、配当利回りは3.85%と利回り妙味も増す。全般相場は底上げ機運が高まっており、出遅れ銘柄を物色する流れが徐々に強まると期待されることから、待ち伏せ感覚で注目したい。(N)

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