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2013年11月29日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】京写は水準切り上げて8月の戻り高値に接近、出直り歩調

 プリント配線板大手の京写<6837>(JQS)の株価は、着実に水準を切り上げて8月の戻り高値に接近している。今期(14年3月期)好業績見通しや指標面の割安感も支援材料として出直り歩調だろう。

 生産量世界トップの片面プリント配線板、および両面プリント配線板を収益柱として、実装関連事業も展開している。中期経営計画では16年3月期売上高200億円、営業利益率6%、ROE15%以上、ROA6%以上を目標としている。重点戦略としては、LED照明関連など環境対応製品の強化、片面配線板分野での圧倒的市場シェアの獲得、海外生産の拡大、コスト低減による収益力強化、新製品PALAPなど新規事業の確立を掲げている。

 今期連結業績見通し(10月23日に経常利益と純利益を増額修正)は売上高が前期比10.1%増の165億円、営業利益が同35.5%増の7億50百万円、経常利益が同13.5%増の7億50百万円、純利益が同67.5%増の5億30百万円としている。

 期後半に向けて家電関連の需要が回復傾向を強め、自動車関連では下期から新製品の供給も開始する。増収効果、コスト削減効果、円安効果などで大幅営業増益見込みであり、純利益は固定資産減損損失一巡も寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は売上高が47.8%、営業利益が43.5%、経常利益が48.4%、純利益が53.6%であり、概ね順調な水準だろう。

 株価の動きを見ると、8月28日の安値214円をボトムとして下値切り上げの展開が続いている。そして11月25日には271円まで上伸して、8月の戻り高値281円に接近する場面があった。今期好業績見通しを評価して出直り歩調のようだ。

 11月28日の終値261円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円98銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS266円28銭で算出)は1.0倍近辺である。週足チャートで見ると着実に下値を切り上げる展開で、13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。強基調へ転換する動きを強めており、8月の戻り高値を上抜けば上げ足に弾みがつきそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:12 | アナリスト水田雅展の銘柄分析