■今期も被災地の東北にとどまらず全国的に建設機械のレンタル需要は旺盛
建機レンタルの最大手カナモト<9678>(東1)の13年10月期連結業績は、売上高1,108億31百万円(前年同期比28.7%増)、営業利益113億92百万円(同77.2%増)、経常利益110億73百万円(同86.6%増)、純利益58億9百万円(同62.5%増)と前年に引続き大幅増収増益で最高益更新となった。
主力の建設関連事業は、被災地域での復興関連工事及び除染関連工事のほか、全国各地での道路、治水、下水道、港湾など社会資本の強靭化や、インフラ老朽化対策・維持補修関連工事など、政府建設投資が堅調に推移した。また、民間設備投資も消費税増税前の駆け込み需要の後押しやエネルギー関連を中心に回復傾向にあるなど、全国的に建設機械のレンタル需要は底堅く推移した。その結果、売上高1,023億59百万円(同29.1%増)、営業利益は109億16百万円(同78.4%増)と大幅増収増益。
今期については、被災地の東北にとどまらず全国的に建設機械のレンタル需要は旺盛と見ていることから、14年10月期連結業績予想は、売上高1,175億円(前期比6.0%増)、営業利益125億30百万円(同10.0%増)、経常利益120億90百万円(同9.2%増)、純利益60億50百万円(同4.1%増)と増収増益で今期も最高益更新を見込む。
好業績が見込まれることから、配当については第2四半期15円(前期10円)、期末15円(同10円)と10円の増配を予想している。
株価については、今期予想PER13.6倍(11日の終値2,493円で算出)、PBR1.64倍(1株当たり純資産1,513.49円で算出)、配当利回り1.2%と割高感はないことから、3,000円を超える動きが期待できる。
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2013年12月12日