FPD、半導体などの製造装置関連機器製造のマルマエ<6264>(東マ)は、10月度月次の受注から取引を開始した光学分野からの受注が連続して好調であったことから、出荷検収が高水準であったにもかかわらず残高を伸ばした。
11月末の部門別受注残高は、FPD分野は出荷検収が高水準で推移したことから、受注は概ね堅調ながら68百万円(前月日5.3%減)、半導体分野は受注・出荷検収ともに拡大傾向で推移し、同7.7%増の64百万円であった。一方、太陽電池分野を含むその他分野が、新分野である光学分野からの受注が好調で117.4%増の64百万円となり、全体としては前月末に比べ21.8%増加の197百万円となった。
今後の見通しについて同社は、「市場環境が改善傾向にあるので、協力企業との取引拡大を行うなど、生産能力の拡大とともに受注拡大に重点を置く方針」だという。
事業分野別では、FPD分野で受注は底這いから緩やかな改善傾向が続き、半導体分野は、受注品種の多様化を含め数量でも増加傾向が継続しており、受
注高、売上高ともに増加すると見ている。また、新規顧客からの受注拡大が続く、その他分野については、しばらくは現在の水準を維持できるものと見ているようだ
分野別 過去一年間の四半期売上高と月次受注残高の推移

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