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2013年12月19日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ビー・エム・エルは11月高値から一旦反落も好業績評価して上値追い

 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価は、11月の年初来高値から一旦反落したが、自律調整の範囲だろう。水準を切り上げる強基調に変化はなく、今期(14年3月期)好業績を評価して上値追いの流れだろう。4000円台も視野に入りそうだ。

 臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業なども展開している。事業基盤拡大に向けてM&Aも活用し、臨床検査事業ではクリニック・病院市場での新規顧客開拓、グループ子会社の経営合理化などで収益構造改善を推進している。食品衛生検査事業は「食の安全」意識の高まりが追い風であり、医療情報システム事業では電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取り組みを強化している。

 また12月9日に中国・上海における合弁会社の設立を発表した。当社(出資比率40%)、現地で臨床検査センター運営の実績を持つ上海千麦医療投資管理有限公司(同40%)、および上海新虹橋国際医学中心建設発展有限公司(同20%)の3社合弁で、新会社(上海千麦博米楽医学検験所有限公司)は14年2月の設立予定である。高齢化が進む中国でも臨床検査受託事業を展開する。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比2.8%増の973億円、営業利益が同7.0%増の71億円、経常利益が同4.6%増の73億円、純利益が同7.9%増の40億円としている。臨床検査事業では、クリニック・病院市場での新規顧客開拓、ピロリ菌関連検査やアレルギー検査など重点検査項目の拡販、子会社の第一岸本臨床検査センターの経営合理化効果などが寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら着実に水準を切り上げて高値を更新する強基調の展開が続いている。11月26日には3595円まで上値を伸ばした。今期好業績を評価する動きだろう。足元は一旦反落した形だが、自律調整の範囲だろう。

 12月18日の終値3385円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS188円36銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.4倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を一旦割り込んだが、週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近してきた。強基調に変化はなく、自律調整が一巡して動意のタイミングだろう。4000円台も視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:57 | アナリスト水田雅展の銘柄分析