

さらに、中期展望も好い。洞下社長は、「再生可能エネルギーが注目される中、太陽光関連製品『あと基礎アンカー』や、『ディー・アーススクリュー』が引き続き伸長しています。太陽光パネルの設置は、現在は大型案件が中心となっていますが、今後は小型化され簡便なものが中心となり、当社の製品や技術の優位性がさらに発揮できると期待しています。2020年の東京オリンピック開催の決定に伴い、あと施工アンカーや工事関連には追い風の吹くことが期待されます。こうした好環境の中で、『チャレンジ35』における5つの施策である、(1)売上年間5%アップ、(2)新商品の売上比率、年間5%アップ、(3)原価5%削減、(4)営業利益率5%確保、(5)成果報酬(賞与)の倍増――を掲げて積極的に取組んで行きます」と明るい展望を語っている。
中期経営計画では2016年3月期に売上180億円、経常利益10億8000万円を目標としているが、好調な足元の業績からみて目標は上回りそうな勢いである。
9月後編に株式2分割を実施。分割後株価は高値1830円、安値1410円で現在は高値と安値の「中間値」(1620円)を上回る1700円前にある。分割後の今期予想1株利益149.9円でPER11倍強、年25円配当に対する利回りは約1.5%である。今後の成長を期待すれば2000円台での活躍が期待される。
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