■経済の回復とともにTV―CMのニーズも高まり、事業環境は良好
TV―CM制作大手のティー・ワイ・オー<4358>(東2)は23日引け後、1月30日より東証1部銘柄に指定されることを発表した。
東証2部から東証1部上場にかかった日数は、98日という史上最短期間での1部上場となる。この背景には、同社の再建計画が成功し、業績が順調に回復したことがある。
同社は、一時エンタテインメント事業に進出したことで、業績が低迷し、赤字経営となっていたが、その後の再建計画が着実に行われたことにより、11年7月期より3期連続の黒字を達成し。今期14年7月期も増収増益を見込んでいる。
同社が属するTV―CM業界は、同社を含む大手制作会社3社による寡占化傾向を強めていることから、経済の回復とともに、TV―CMのニーズも高まっているため同社の業績は今後も順調に拡大する環境にある。更に、20年東京夏季五輪が決定したことも追い風といえる。
このような状況の中で、1部銘柄に指定されたことから、TOPIX型インデックスファンドに組み込まれる思惑もあり、同社の株価の反発はさらに強まるのと期待される。
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2014年01月23日