
1月31日に2014年3月期第3四半期決算と併せて通期業績予想の修正を発表済み。自動車関連や通信機器、照明など一部商品向けが堅調で計画通りに推移。生産面において改善活動の効果現出に、金などの原料価格が計画を下回ったほか、円安による為替益が生じるなどしたことから、通期業績予想は、売上高372億7900万円(前期比31.4%増)は据え置いているが、営業利益は従来予想の29億9200万円から35億円(同45.6%増)、経常利益は同29億9500万円から38億円(同30.4%増)、純利益は同14億8100万円から21億円(同62.0%増)に増額し7期ぶり最高益更新を見込む。期末配当は同10円から16円(前年同期比6円増)に増額、年間配当は同20円から26円(前期比2円増)と増配を予定している。
株価は、2月17日昨年来の高値2000円と買われた後、2月20日安値1805円と約1割調整しきり返す動きとなっている。LED組立事業で、スマートフォンやタブレットPC向けのほか、照明用大型が大きく伸びていることが注目されるほか、パワー半導体など新規分野の成長が期待されている。今期予想PER10倍台・PBR0.77倍と割安感がある。チャート的には、上値抵抗線となっていた10年4月高値1815円突破後の初押し完了と捉えることができる。中長期では、06年1月高値3410円奪回を視野に入れよう。(N)
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