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2014年02月25日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヤーマンは素早く切り返す、収益改善期待の流れに変化なし

 家庭用美容・健康機器のヤーマン<6630>(東1)の株価は全般地合い悪化の影響を受けたが、素早く切り返して1月の戻り高値に接近している。収益改善を期待する流れに変化はなく1月の戻り高値を目指す態勢だろう。なお3月14日に第3四半期累計(13年5月〜14年1月)の業績発表を予定している。

 脱毛器や痩身器具など家庭用美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開し、大手家電量販店との直接取引やブランド戦略を強化している。13年10月には「スマート家電グランプリ2013秋」理美容家電部門で、当社の「no!no!HAIR DX」「プラチナトルネードEMS」「フェイササイズPlus」が金賞を受賞した。また13年11月には香港大手百貨店「Beauty Avenue」の化粧品フロアに当社専用ブースがオープンした。

 今期(14年4月期)連結業績見通しについては売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。第2四半期累計(5月〜10月)は売上高が計画未達となり営業赤字が残ったが、第3四半期(11月〜1月)に大手家電量販店向け卸売事業で直接取引への移行が本格化して収益が改善する見込みだ。

 さらにブランドイメージ向上に向けた取組強化、新製品投入の効果、直販事業における利益重視の施策の効果などで、来期(15年4月期)以降も一段の収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、1月21日の戻り高値1490円から利益確定売りや全般地合い悪化の影響で反落し、2月4日の1280円まで調整した。しかし素早く切り返しの動きを強めて1400円台まで戻している。2月24日には1420円まで上伸して1月も戻り高値に接近してきた。収益改善期待の流れに変化はなく、売り一巡して戻り高値を目指す動きのようだ。

 2月24日の終値1418円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.2倍近辺である。週足チャートで見ると2月上旬の急落は26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて反発し、右肩上がりに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。1月の戻り高値を目指す態勢だろう。

>>ヤーマンのMedia−IR企業情報

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:34 | アナリスト水田雅展の銘柄分析