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2014年02月26日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ビー・エム・エルは1月高値に接近、好業績評価の流れ

 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価は、利益確定売りや全般地合い悪化の影響で1月高値から一旦反落したが、切り返しの動きを強めて1月高値に接近している。好業績を評価する流れに変化はなく、短期調整一巡して1月高値を試す展開だろう。

 臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業なども展開している。事業基盤拡大と収益構造改善に向けてM&Aの活用、クリニック・病院市場での新規顧客開拓、重点検査項目の拡販、グループ子会社の経営合理化などを推進している。食品衛生検査事業では「食の安全」意識の高まりも追い風であり、医療情報システム事業では電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取り組みを強化している。

 13年12月には中国・上海における合弁会社(上海千麦博米楽医学検験所有限公司)の設立を発表した。現地で臨床検査センター運営の実績を持つ上海千麦医療投資管理有限公司、上海新虹橋国際医学中心建設発展有限公司との3社合弁で14年2月に設立し、中国でも臨床検査受託事業を展開する。

 2月6日発表の今期(14年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)連結業績は前年同期比4.4%増収、同24.2%営業増益、同26.4%経常増益、同36.5%最終増益だった。臨床検査事業が新規顧客開拓や既存顧客への深耕営業強化などの効果で同4.2%増収となり全体を牽引した。食品衛生検査事業は前期好調だった放射能検査関連の反動減で同2.2%減収、医療情報システム事業は診療所版電子カルテ「クオリス」の好調で同18.8%増収だった。その他ではSMO事業の子会社アレグロの新規受注が伸び悩んだようだ。

 通期の見通しは2月6日に増額修正を発表した。売上高は12億円増額して前期比4.1%増の985億円、営業利益は9億円増額して同20.5%増の80億円、経常利益は11億円増額して同20.4%増の84億円、純利益は8億円増額して同29.4%増の48億円とした。臨床検査事業における新規顧客開拓、既存顧客に対するピロリ菌関連検査やアレルギー検査など重点検査項目の拡販などで売上高が計画を上回り、子会社の第一岸本臨床検査センターの経営合理化効果も寄与して大幅増益見込みだ。

 配当予想についても、前回予想に対して10円増額して年間50円(第2四半期末20円済み、期末30円)とした。前期との比較でも10円の増配となる。第3四半期累計の進捗率は売上高が76.5%、営業利益が89.8%、経常利益が89.6%、純利益が89.8%と高水準であり、通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、1月14日に付けた昨年来高値3750円から利益確定売りで一旦反落し、1月下旬〜2月上旬の全般地合い悪化の影響を受けて2月6日に3135円まで調整する場面があった。しかし素早く切り返しの動きを強めて、2月21日には3640円まで戻して1月高値に接近している。好業績や増配を好感する動きだろう。

 2月25日の終値3590円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS226円01銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて反発の動きを強めている。サポートラインを確認して強基調であり、短期調整が一巡して1月高値を試す展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:29 | アナリスト水田雅展の銘柄分析