
足元の業績、OTC医薬品・医療器具ならびに新商品「梅仁丹120」を中心としたオーラルケア商品が好調に推移しているほか、医薬品分野のカプセル受託が引き続き堅調に推移し、今2014年3月期業績予想は、売上高105億円(前年同期比8.4%増)、営業利益4億円(同45.3%増)、経常利益4億円(同3.1%減)、純利益3億6000万円(同5.5%減)を見込んでいる。年間配当は7円50銭を予定している。レアメタルや貴金属回収の事業化を目指すが、14年3月期業績予想への影響は軽微としている。
株価は、8月26日につけた昨年来の高値1288円から2月17日安値649円まで約5割の調整を挟んで2月26日高値780円と上昇。その後はモミ合いとなっている。同社は昨年ビフィズス菌カプセルを利用した経口ワクチンの特許取得。また、米国でのカプセル受託製造事業拡大に向けた事業化推進と製造拠点構築について、世界大手製薬メーカーの医薬原体・製剤受託を手掛ける米パセオン社と三井物産と共同で検討する覚書締結など、期待材料を多数内包しており、折に触れ物色される可能性が高い。短期のみならず中長期でも押し目は注目されよう。(株式評論家・信濃川)
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