
今11月期業績予想は、水稲分野における除草剤の販売回復と同社のシェアが高い育苗箱処理剤など殺虫殺菌剤の拡販を進めるほか、昨年8月に農薬登録した水稲用除草剤「ウィナー剤」の15年度からの本格販売に向けて注力するなどし、売上高が409億円(前年同期比5.4%増)、営業利益が10億円(同89.2%増)、経常利益が10億円(同24.8%増)、純利益が6億円(同23.1%増)見通しで、営業利益は前期25%減から今期大幅増益と急回復を見込む。年間配当は8円(中間期末4円、期末4円)を予定している。
株価は、ダイズ種子でアルツハイマー病ワクチンを生産する技術を開発との一部報道を手がかりに、300円処から1月28日に昨年来の高値458円と急騰した後、2月4日安値310円と短期調整し往って来い。3月3日安値315円と売り直されて目先320円割れで下値を固め出直る動きとなっている。週足では13週移動平均線がサポート、PBR0.70倍と割り負け、配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。またアルツハイマー病ワクチンを蒸し返すことも期待されることから、リバウンド妙味が膨らもう。(N)
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