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2014年04月16日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ビー・エム・エルは再動意のタイミング、好業績を評価して上値追い

■ビー・エム・エルは再動意のタイミング、好業績を評価して上値追い

 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価は、全般地合い悪化の影響で4月1日の高値から一旦反落したが、好業績を評価する流れに変化はなく、過熱感を冷ますための自律調整が一巡して再動意のタイミングだろう。

 臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業も展開している。事業基盤拡大と収益構造改善に向けてM&Aの活用、クリニック・病院市場の新規顧客開拓、重点検査項目の拡販、子会社の経営合理化などを推進している。食品衛生検査事業は「食の安全」意識の高まりが追い風であり、医療情報システム事業では電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取り組みを強化している。

 13年12月には中国・上海における合弁会社(上海千麦博米楽医学検験所有限公司)の設立を発表した。現地で臨床検査センター運営の実績を持つ上海千麦医療投資管理有限公司、上海新虹橋国際医学中心建設発展有限公司との3社合弁で、中国でも臨床検査受託事業を展開する。

 前期(14年3月期)連結業績見通し(2月6日に業績・配当予想を増額修正)は、売上高が前々期比4.1%増の985億円、営業利益が同20.5%増の80億円、経常利益が同20.4%増の84億円、純利益が同29.4%増の48億円としている。主力の臨床検査事業が新規顧客の開拓、既存顧客に対するピロリ菌関連検査やアレルギー検査など重点検査項目の拡販などで好調に推移し、子会社の第一岸本臨床検査センターの経営合理化効果も寄与する。第3四半期累計(4月〜12月)の進捗率が高水準だったため、通期再増額の可能性が高いだろう。さらに今期(15年3月期)も、主力の臨床検査事業が牽引して好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、3月中旬〜下旬の直近安値圏3200円台から急反発して4月1日に高値4015円を付けた。その後は利益確定売りや全般地合い悪化の影響で4月9日に3650円まで調整する場面があった。ただし足元は3800円近辺に戻している。目先的な過熱感を冷ますための自律調整が一巡したようだ。

 4月15日の終値3815円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS226円01銭で算出)は16〜17倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.6倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線に接近して反発した形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を追う展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:16 | アナリスト水田雅展の銘柄分析