16日は、日銀総裁が午前の国会に出席と伝えられ、11時頃には麻生財務相が株式市場に対する「GPIF」(年金積立金管理運用独立行政法人)の寄与をほのめかしたとされたため、日経平均の先物主導で全体に先高期待が高揚。日経平均と連動性の強いソフトバンク<9984>(東1)が売買代金トップとなって8.5%高。さらなる金融緩和への期待から三井不動産<8801>(東1)が3.6%高となり、野村ホールディングス<8604>(東1)も3.5%高。各業種の代表格を組み入れる期待から楽天<4755>(東1)は8.2%高。また、業績予想の増額を好感して住石ホールディングス<1514>(東1)が急伸し10.1%高。ピックルスコーポレーション<2925>(JQS)は自社株買いも好感されて10.9%高。プロ野球「統一球」問題のミズノ<8022>(東1)は小反発の0.6%高。
石井表記<6336>(東2)は「インクジェット製法によるセラミックス2次電池」が材料視されて24.8%ストップ高。フリービット<3843>(東1)はスマートフォンのSIMフリーなどに関連する発表を好感して急動意の26.6%ストップ高。ホットリンク<3680>(東マ)は提携先の企業を米ツイッター社が買収と伝えられて23.3%ストップ高。フェローテック<6890>(JQS)は3月決算の黒字化に期待強まり19.1%高。
大林組<1802>(東1)は昨日の業績予想の増額を好感して3.8%高となり、連想買いで大成建設<1801>(東1)が4.2%高、東急建設<1720>(東1)は8.3%高。
東証1部の値上がり率1位はKLab<3656>(東1)の18.4%ストップ高となりiPadの人気アプリランキングで上位とされて戻り高値、2位はディー・エヌ・エー<2432>(東1)の11.7%高となりSMBC日興証券とクレディスイス証券が15日付リポートで投資判断を引き上げたとされて急出直り。3位は前出・住石ホールディングス<1514>(東1)の10.1%高だった。
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2014年04月16日