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2014年06月17日

【編集長の視点】東京個別は新規教室の開校で業績期待を高めて下げ過ぎ訂正の反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東京個別指導学院<4745>(東1)は、1円高の343円と小反発して始まったあと、前日終値を挟んでもみ合いを続けている。前日16日大引け後に発表した新規教室の開校を手掛かりに下げ過ぎ訂正買いが、下値に再燃している。同じく6月10日に発表した今2月期第1四半期(1Q)の新規入会者数の続伸と合わせて、7月上旬に発表予定の1Q業績への期待を高めている。5月16日に受け付を開始した夏期講習が、いよいよスタートし繁忙期入りすることも、シーズン・ストック人気を高めそうだ。

■1Q新規入会者は10.0%増、在籍生徒数も7.9%増と続伸

 新規教室は、7月14日の開校を予定している「溝の口南口教室(神奈川県川崎市)」で、すでに開校している東急田園都市線の溝の口駅北口の「溝の口教室」が、同線沿線の学齢人口の増加で順調に生徒数を拡大していることに対応、同地域のキャパシティの拡大と安定したサービスを提供するために開校する。同社は昨年10月に発表した中期経営計画「Shining☆2015」に基づき、最終年度の2016年2月期には教室数を219教室、生徒数を2万4500名以上に拡大させることを目標にして新規教室を次々に開校しており、7月の新規開校で同社運営の直営教室は215教室となる。

 一方、1Qの新規入会者は、3月、4月、5月の3カ月累計で6069名と前年同期の5514名より10.0%増と連続の2ケタ増となり、5月末の在籍生徒数も、2万2638名と同じく前年同期の2万971名より7.9%増と続伸した。

 この1Q以降の新規開校も、6月の3教室、7月の1教室と続き3月の2教室開校と合わせて、今期開校予定の7教室開校をハイペースで実現しており、同社の1Q業績を含めた第2四半期累計業績、2月通期業績のへの期待を高めている。

 なお、同社の今2月期業績は、売り上げ157億7200万円(前期比10.1%増)、経常利益16億500万円(同25.6%増)、純利益9億1000万円(同23.4%増)と前期に続く2ケタ増益が予想されている。また配当も、8円(前期実績6円)と増配が予定されている。

■年初来高値からの調整幅の3分の1戻しから一段の下げ過ぎ訂正へ

 株価は、前期第4四半期の新規入会者と在籍生徒数の続伸と期末の配当権利取りを手掛かりに年初来高値471円をつけ、今期の続伸予想業績が市場コンセンサスを上回ったものの利益確定売りに押されて5月12日に313円安値、5月21日に308円安値をつけダブル・ボトムを形成した。調整幅の3分の1戻しまでリバウンドし、これまで上値を抑えてきた25日移動平均線を上回ってきたここからは、一段の下げ過ぎ訂正にチャレンジしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:03 | 編集長の視点