■省エネルギー資材の需要増により、今後も売上の増加が見込まれる
JSP<7942>(東1)は16日、主力商品である発泡ポリスチレン押出ボード「ミラフォーム」の今後の需要増が見込まれることから、鹿沼物流センター内に生産設備を集約することを発表した。
「ミラフォーム」は、主に戸建住宅やマンションの断熱材用に広く用いられている。ここ数年、省エネルギー資材の需要増により、断熱性能に優れた「ミラフォーム」の売上は増加しており、また、東京五輪関連など公共事業の増加による需要増も見込まれている。
また、国土交通省・経済産業省・環境省が合同で設置する「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」は、2020年までにすべての新築住宅・建築物を対象に省エネルギー基準への適合を義務付ける方針を打ち出している。
このような状況を踏まえ、同社では、1)次世代省エネ基準に適合した高断熱製品の供給能力の増強、2)製品性能の更なる向上、3)二次加工までの一貫生産や配送センターを兼ね備えた効率的な生産体制の構築を目的として、現在の鹿沼物流センター内に生産設備を集約する。
投資額は30億50百万円で、完成予定は2015年3月。ミラフォームの生産、二次加工(断裁、貼り合せ等)、製品倉庫として使用される予定。
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2014年06月17日