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2014年06月18日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ジェイテックは今期増収増益見通しを評価してモミ合い上放れ

 技術職知財リース事業のジェイテック<2479>(JQS)の株価は、やや上値が重くモミ合い展開だが、200円近辺での下値固めは完了している。今期(15年3月期)増収増益見通しを評価して、モミ合いから上放れのタイミングだろう。

 製造業の開発・設計部門向けに技術者を派遣する技術職知財リース事業(特定派遣事業および請負事業)を主力として、子会社ジオトレーディングは製造業向けの一般派遣・請負事業を展開している。12年10月には建築設計分野のエル・ジェイ・エンジニアリング(旧トステム・エンジニアリング・オフィス)を子会社化した。

 専門教育による知識を基盤として新たな付加価値を顧客に提供する社員を「テクノロジスト」と呼称し、一般的な「エンジニア」と区別していることが特徴だ。そして「技術商社」を標榜し、当社の「テクノロジスト」が保有する知恵を提供(リース)することで、顧客とともに新たな価値を創造する「技術職知財リース事業」としている。

 技術職知財リース事業では、機械設計開発、電気・電子設計開発、ソフトウェア開発の3分野に加えて、建築設計分野を第4の柱として育成している。顧客は自動車関連、産業用機器関連、電子・電気機器関連、精密機器関連、情報通信機器関連、情報処理関連、建築関連など多岐にわたり、特定の業界・企業への依存度を低くして業種別・顧客別売上構成比のバランスを維持していることも特徴だ。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(5月7日公表)は、売上高が前期比7.8%増の36億70百万円、営業利益が同15.2%増の1億10百万円、経常利益が同15.9%増の1億10百万円、純利益が同22.9%増の80百万円、配当予想は前期と同額の年間1円(期末一括)としている。

 主要取引先の大手製造業では新製品開発など高水準の研究開発投資を継続している。このため技術開発や製品設計に対応可能なスキルを持つ技術者に対して需要が一段と高まり、前期の新規受注件数は前々期比16.5%増加している。今期も自動車関連業界向けを中心として、主力の技術職知財リース事業が好調であり、テクノロジストの稼働率が高水準に推移する。派遣・請負単価が上昇傾向を強めていることも寄与して増収増益見込みだ。

 中期経営計画では今後数年間を人材採用・教育など基盤強化の期間と位置付け、経営目標値としては17年3月期売上高41億23百万円、営業利益1億76百万円、経常利益1億76百万円、純利益1億20百万円を掲げている。製造業における技術者不足を背景として中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、4月8日に282円、5月1日に244円まで急伸する場面があったが、買いが続かず概ね200円〜220円近辺でのモミ合い展開のようだ。ただし200円近辺での下値固めが完了して、足元ではモミ合い煮詰まり感を強めている。

 6月17日の終値213円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS9円58銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.5%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS62円93銭で算出)は3.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、200円近辺が下値支持線となって徐々に下値を切り上げている。また日足チャートで見ると25日移動平均線を回復してサポートラインの形となった。モミ合いから上放れのタイミングだろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:17 | アナリスト水田雅展の銘柄分析