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2014年07月04日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東京個別指導学院は急伸して短期モミ合いから上放れ

 小中高校生向け個別指導学習塾を展開する東京個別指導学院<4745>(東1)の株価は、7月3日に399円まで急伸して350円近辺での短期モミ合いから上放れた。5月安値から切り返して戻り歩調であり、今期(15年2月期)大幅増益見通しを評価して4月の高値471円を試す展開だろう。第1四半期(3月〜5月)業績発表が接近して期待感が高まる可能性もありそうだ。

 ベネッセコーポレーション<9783>グループで、小中高校生向けの個別指導学習塾を展開している。前期(14年2月期)末の教室数は首都圏158教室、関西地区37教室、東海地区8教室、九州地区5教室の合計208教室で、小中高校生合計の期中平均在籍人数は前々期比8.6%増の2万3790人だった。

 テレビCMの実施、Webマーケティングの積極的活用、ベネッセコーポレーションとの連携強化、自社コールセンターの強化、新規教室開校、顧客の利便性や収益性の改善を目指した教室移転・リニューアル・増床、iPadを活用した映像学習の全教室導入、目的別・学力別・性格別完全オーダーメイド個別指導の強化などで、新規入会者・在籍生徒数の増加を推進している。

 14年4月には、13年10月に発表した中期経営計画「Shining☆2015」のローリングプランを発表している。前期実績が計画を上回ったことなどを考慮して売上高目標を上方修正し、16年2月期の売上高169億円以上(修正前は163億円以上)、営業利益23億円以上、教室数219教室、生徒数(4月末)2万4500人以上とした。

 今期(15年2月期)の業績(非連結)見通し(4月9日公表)については売上高が前期比10.1%増の157億72百万円、営業利益が同25.9%増の16億02百万円、経常利益が同25.6%増の16億05百万円、純利益が同23.4%増の9億10百万円として、配当予想については同2円増配の年間8円(第2四半期末4円、期末4円)としている。

 新規開校は7教室の計画で、生徒獲得活動強化策で新規入会者数および在籍生徒数が増加する。14年4月に開始した通信教育と個別指導の連携で自学自習を育む新サービス「進研ゼミ個別サポート教室」の全教室での実施、14年4月にベネッセコーポレーションから譲り受けた「Benesseサイエンス教室」「Benesse文章表現教室」など新分野への事業展開、そしてコストの効率化や適正化なども寄与して大幅増収増益見込みだ。

 なお新サービス「進研ゼミ個別サポート教室」については、テスト運用の結果が順調だったため、これまで年3回のサービス提供期間毎に制限していた申込受付を、14年8月から常時受付(毎月受付)に変更してサービスを拡大する。また6月16日には「溝の口南口教室(神奈川県川崎市)」を7月に新規開校すると発表した。今期計画している新規開校7教室目で、当社が運営する直営教室数は215教室となる。

 6月10日に発表した今期第1四半期(3月〜5月)の状況を見ると、新規入会者数(速報値)は前年同期比10.0%増の6069人、第1四半期末在籍生徒数(速報値)は同7.9%増の2万2638人だった。生徒獲得が順調に推移しており、今期業績の上振れ余地があるだろう。

 少子化傾向による学齢人口の縮小が継続しているが、一方では政府主導で教育内容変更など将来に向けた教育改革が検討され、生徒および保護者の教育環境変化への不安・関心の高まりが学習塾への期待感に繫がっている。このため中期的に収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、7月3日に399円まで急伸して350円近辺での短期モミ合いから一気に上放れた。親会社ベネッセコーポレーションの原田泳幸会長兼社長が経営説明会で、当社の教室数を5〜6年後に1000教室まで増やす考えを明らかにしたと伝わったことが好感されたようだ。5月21日の直近安値308円から切り返して戻り歩調の展開だ。

 7月3日の終値392円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS16円77銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.0%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS128円21銭で算出)は3.1倍近辺である。週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げる形となり、13週移動平均線を突破した。戻り歩調で4月高値471円を試す展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | アナリスト水田雅展の銘柄分析