■原燃料価格・電力料金・輸送費の上昇等が響く
発泡プラスチック製品のJSP<7942>(東1)は30日、今期15年3月期第1四半期連結決算を発表した。売上高は、283億77百万円(前年同期比8.9%増)の増収であったが、原燃料価格・電力料金・輸送費の上昇等が響き、営業利益9億25百万円(同12.1%減)、経常利益10億26百万円(同18.2%減)、純利益7億57百万円(同18.6%減)と2ケタの減益となった。
同社は、押出事業(産業用包装材、食品用包装材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)、ビーズ事業(自動車衝撃緩衝材、家電製品緩衝材、IT製品輸送用通い函など)、その他事業(一般包材など)を展開している。
景気の回復に伴い、需要は拡大していることから、設備投資には積極的で、14年4月には、発泡ポリプロピレンビーズ(成型品「ピーブロック」用ビーズ)の新工場として北九州工場が生産を開始し、国内では栃木県鹿沼市、三重県四日市市との3拠点体制を確立。また14年6月には米国において、電子線架橋法による発泡ポリエチレンシート事業に参入することを発表。10月には中国で重慶工場の稼働を予定している。
今期15年3月期通期連結業績予想は、売上高1170億円(前期比4.3%増)、営業利益71億円(同20.2%増)、経常利益72億円(同10.6%増)、純利益49億円(同11.3%増)と増収2ケタ増益を見込む。
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2014年07月31日