アールテック・ウエノ<4573>(JQS)は、網膜色素変性治療薬として開発中のウノプロストン(開発コード: UF−021)について、2014年7月30日から東京にて開催された第30回日本DDS学会学術集会において、東北大学とのドラッグデリバリーシステムについての共同研究結果について発表した。
東北大学大学院医学系研究科の永井展裕助教はウノプロストン徐放デバイスに関して平均的なヒト眼球に適応するDDS形状を光硬化性PEGジメタクリレートから3次元的に造形し、DDSの形状、滅菌法、安定性、溶出毒性について検討した研究成果について口演し、「電子線、ガンマ線、エチレンオキサイドガスによる滅菌後、薬剤(イソプロピルウノプロストン)の放出性、含量、無菌性と加速試験による安定性、および細胞培養による溶出毒性を評価した。その結果、滅菌後の放出性、含量に変化はなく、加速試験後も放出性を維持しており、溶出毒性は小さかった。」と結論。
現在第3相臨床試験が進行している網膜色素変性治療に対するウノプロストン(開発コード: UF−021)点眼液は、一定頻度での点眼(両眼に1回2滴、朝夕2回点眼)が必要だが、このドラッグデリバリーシステム製剤の開発が行われれば、数回の点眼が難しい高齢や視力が弱い患者でも、ウノプロストン治療薬が使えるようになる。
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2014年08月05日
アールテック・ウエノ ウノプロストンの網膜色素変性に対する研究結果を第30回日本DDS学会学術集会で発表
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:14
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