シグマクシス<6088>(東マ)は、2014年8月1日(金)より企業のグローバル・サプライチェーン構築支援サービスを開始した。
当サービスを提供するにあたり、シグマクシスは2014年6月、サプライチェーン上に存在する複数企業の計画情報を、クラウド上でリアルタイム共有するプラットフォームを提供している米One Network Enterprises, Inc.(本社:米ダラス、以下ONE社)と戦略的パートナーシップを締結し、同社製品・サービスの日本における販売代理および関連コンサルティングサービスの提供を行う体制を整備した。シグマクシスは、ONE社との連携を通じ、市場変化とグローバル化への対応力を備えたサプライチェーン・モデルの導入を、エンド・トゥ・エンドで支援する。
通常サプライチェーンは、部品サプライヤー、物流業者、メーカー、小売業者など、平均6社程度の企業によって構成されている。そして、それぞれが複数種類の計画を策定して需給を管理し、円滑なサプライチェーンの運営と自社の収益性の向上に努めている。よって、サプライチェーン・マネジメントの目的は、これらの計画をいかに効率的かつ高い精度と鮮度で管理するか、という点におかれてきた。しかし、市場の変化が激化していることに加え、グローバル化と共にサプライチェーンそのものが複雑化し、最終消費者から要求されるスピードも加速している今、各社はその計画情報の鮮度や精度のみならず、情報共有のスピードをいかに高めて、市場の変化や拡大に迅速に対応するか、という課題に直面している。

ONE社のクラウドソリューション、“Real Time Value Network (リアルタイムバリューネットワーク:RTVN)”は、クラウド・プラットフォーム上で、サプライチェーンを構成する企業各社の計画情報のリアルタイム共有を可能とし、計画と実行の連動を自動的に意思決定する仕組みも提供している。シグマクシスはRTVNを活用して、サプライチェーン上で「ひとつ」の計画を共有し、グローバル市場の変化に即時・柔軟に対応する、情報共有リードタイムゼロのサプライチェーン構築を実現し、各社の売上拡大、各種費用や作業の削減のみならず、最終消費者の満足度向上にも貢献する。
ONE 社のRTVNは、すでに米国、欧州、中国において、大手自動車メーカーや小売業、軍事機関をはじめとする4万社に利用されているが、日本市場への進出は今回が初めてとなる。シグマクシスは約20名の専門コンサルタントチームが、業務プロセス設計、BPR支援、パラメーター設定、およびシステム・インテグレーションのサービスを提供し、グローバル・サプライチェーン運営における豊富な実績を持つONE社との連携のもと、日本企業へのRTVN導入支援を行う。
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