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2014年08月25日

立花エレテック 第1四半期の業績は当初予想を大幅に上回る

決算情報

■過去3期を振返ると、第2四半期の営業利益は第1四半期の2倍以上

 立花エレテック<8159>(東1)の今期第1四半期連結決算は、売上高320億75百万円(前年同期比6.7%増)、営業利益9億60百万円(同74.8%増)、経常利益11億77百万円(同17.0%増)、純利益8億48百万円(同18.9%増)と増収2ケタ増益であった。

 基幹事業のFAシステム、半導体デバイスの売上が好調であった。FAの中でも半導体、自動車、液晶関連の製造装置メーカーの需要が旺盛だったことから、FAの主力商品のFA機器であるPLC、サーボ、インバータ―が昨年に比べて非常に好調であった。しかも、これらの機種の利益率は高いことから利益面で大いに貢献した。

 半導体に関しても民生分野向けのマイコン、パワーモジュールが良かった。パワーモジュールはエアコンの関連商品で、3割近く伸びた。本体だけでなく、子会社である大電社、立花デバイスコンポーネント、海外の子会社も良かった。また、思った以上に消費増税の駆け込み需要の反動が少なかった。これらの要因で、増収2ケタ増益となったといえる。

 第2四半期連結業績予想に対する進捗率を見ると、売上高45.1%、営業利益45.7%、経常利益48.0%、純利益49.8%であり、ほぼ計画通りのペースと思われる。

 ところが、これまでの同社の過去3期の営業利益の実績を振り返ると、12年3月期の第1四半期(4月から6月)は4億42百万円、第2四半期(7月から9月)は13億34百万円と第2四半期は第1四半期の3倍以上、13年3月期の第1四半期は4億44百万円、第2四半期10億29百万円と2.32倍であった。14年3月期も、第1四半期5億49百万円、第2四半期11億86百万円と2.16倍となっている。少なくとも第2四半期の営業利益は第1四半期の2倍以上となっている。

 もし、この傾向が今期も続くとすると、第1四半期が9億60百万円であるので、第2四半期は19億20百万円以上となり、第2四半期累計の営業利益は28億80百万円と当初予想の21億円を大きく上回ることになる。従って、第1四半期の今期業績は当初予想を大きく上回ったといえる。

 また、売上が6%増収であるのに対して、営業利益が74.8%増と大幅に伸びている。何故営業利益がこれほど伸びたのか。

 6%の増収に加え、今期の売上原価率は87.27%と前期の88.03%から0.76ポイント低下した。その結果、売上総利益は、40億83百万円(同13.5%増)と2ケタ増益となった。販管費は31億22百万円(前年同期30億47百万円)とほぼ横ばいであった。販管費比率で見ると今期は9.73%と前年の10.13%から0.4ポイント改善している。その結果、営業利益が74.8%の大幅増益になったといえる。

 この背景には、2008年から取組んできた「売る力」を強化することに加え、業務の改善や効率化を促進するための「CAP.UP1500プロジェクト」がある。このプロジェクトの推進により、原価低減や売上が増加しても人件費を含めた経費の伸びを抑えられたことが大きく影響したと思われる。

 尚、経常利益については、前期に比べ為替差益が大きく減少した影響で営業利益の成長率に比較して低くなった。

 今期通期連結業績予想は、売上高1460億円(前期比2.9%増)、営業利益48億円(同9.9%増)、経常利益53億50百万円(同5.0%減)、純利益37億円(同3.4%減)を見込んでいる。しかし、第1四半期が当初予想を大きく上回る好業績であることから、利益面での上方修正が期待できる。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01 | 決算発表記事情報