
同社は、外食事業(焼肉、ラーメン及びお好み焼レストランチェーン、専門店)の直営による経営とフランチャイズチェーン展開を行っている。今6月期は直営部門で焼肉部門14店舗、ラーメン部門1店舗、お好み焼部門2店舗、専門店部門12店舗、計29店舗の新規出店を計画。同フランチャイズ部門では「焼肉きんぐ」、「丸源ラーメン」及び「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」を中心に20店舗の新規出店を計画している。
直近の売上高(同社直営店+FC店)は、7月の全店売上高が前年同月比19.0%増、既存店売上高が同2.6%増。8月の全店売上高が前年同月比24.7%増、既存店売上高が同6.8%増と好調。中でも焼肉部門はこの2ヶ月全店売上高、既存店売上高、客数とも前年同月を上回り好調。また、ラーメン部門、お好み焼き部門、専門店部門は全店売上高、既存店売上高、客数とも尻上りで総じて堅調に推移している。
今6月期売上高が326億7500万円(前期比21.7%増)、営業利益が23億5000万円(同16.8%増)、経常利益が25億円(同19.0%増)、純利益が13億8600万円(同16.5%増)と2ケタ増収増益の連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は配当性向21.5%で50円(同15円増)を予定。また、株主優待制度を実施しており、毎年6月30日現在及び12月31日現在の株主名簿並びに実質株主名簿に記載又は記録された100株以上保有の株主に対し1単元(100株)以上の株式を保有している株主に対してお食事ご優待券またはお米を年2回贈呈している。
株価は、4月30日に年初来の高値3715円と買われた後、6月30日安値3000円まで調整を挟んで8月27日高値3645円と上昇。その後、モミ合いとなっている。日足では25日移動平均線が上値を抑えているが、週足では13週移動平均線が26週移動平均線を上抜きゴールデンクロスを示現しており、下値は限定的と見られる。積極的な出店を計画、今後も成長が続くと期待されるほか、配当性向2割で株主優待実施の利益還元の高さも評価される。日柄調整が進めば、上値を試すと予想されることから、押し目買い妙味が膨らもう。(信濃川)
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