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2014年10月02日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ケンコーマヨネーズは7月高値を突破、上値追い

 業務用マヨネーズ・ドレッシング類大手でサラダ・総菜関連も展開するケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の株価は、7月高値1169円から利益確定売りで一旦反落したが、9月26日に1179円まで上伸して7月高値を突破した。強基調を確認した形だ。中期成長力を評価する流れに変化はなく上値追いの展開だろう。なお11月7日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 サラダ類、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品などの調味料・加工食品事業、フレッシュ総菜などの総菜関連事業、その他事業(ショップ事業、海外事業)を展開している。中期経営計画で掲げた「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」など、タマゴ加工品や総菜関連分野への事業領域拡大戦略が加速している。14年3月には静岡富士山工場(静岡県富士市)が竣工した。

 サラダカフェ事業は30店舗構想を掲げて百貨店やショッピングモールへのショップ展開を進めている。さらに業務用メーカーからの脱皮を目指し、新商品の積極投入でBtoC市場への事業展開を強化している。14年秋冬新商品では注目の素材「ユーグレナ」を配合したドレッシングも発売する。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しは前回予想(5月12日公表)を据え置いて、売上高が前期比4.7%増の600億円、営業利益が同19.0%増の28億90百万円、経常利益が同19.5%増の27億円、そして純利益が同25.6%増の15億90百万円で、配当予想が同2円増配の年間23円(第2四半期末10円、期末13円)としている。

 第1四半期(4月〜6月)は、穀物相場の高騰、鶏卵相場の高値圏推移、燃料費の上昇、静岡富士山工場立ち上げの一時的費用などが影響して前年同期比30.4%営業減益、同33.8%経常減益、同30.0%最終減益だったが、期初計画を上回る水準だった。売上面では分野別・業態別チームによる決め細やかな営業の成果、タマゴ加工品を中心とするコンビニエンスストア向け商品の採用拡大などで同2.8%増収と好調だった。

 通期ベースでは、調味料・加工食品事業、総菜関連事業とも好調に推移し、原材料高や静岡富士山工場稼働の一時的費用などの影響を吸収して増収増益見通しだ。セグメント別売上高の計画は調味料・加工食品事業が同4.1%増の495億円、総菜関連事業が同8.3%増の93億円、その他事業が同2.3%増の12億円としている。

 なお9月12日に、当社と味全食品工業股份有限公司が50%ずつ出資している頂可(香港)控股份有限公司の100%子会社である東莞頂可食品有限公司(持分法適用関連会社)を14年8月31日付で解散したと発表している。販売拡大や生産効率改善に向けて主力工場である杭州頂可食品有限公司へ製造を集約した。生産拠点統合に伴う一時的費用が発生するが、業績に与える影響は軽微としている。

 分野別・業態別チームのきめ細やかな対応、メニュー提案力強化、新商品投入などで、コンビニエンスストア・食品スーパー・外食向けに、サラダ・総菜類やタマゴ加工品の採用が順調に拡大している。利益面では、原材料高に対応した価格改定効果や生産効率改善効果なども寄与する。中期的にも収益拡大基調だろう。

 なお株主優待については毎年3月末日現在の株主に対して実施している。1単元(100株)以上10単元(1000株)未満所有株主に対して当社商品1000円相当、10単元以上所有株主に対して当社商品2500円相当を贈呈する。

 株価の動きを見ると、7月高値1169円から利益確定売りで一旦反落したが、8月8日の1001円から切り返し、9月26日に1179円まで上伸して7月高値を突破した。その後も高値圏で堅調に推移している。中期成長力を評価する動きだろう。

 10月1日の終値1151円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円89銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間23円で算出)は2.0%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1112円55銭で算出)は1.0倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって反発し、7月高値を突破した。強基調を確認した形であり、中期成長力を評価する流れに変化はなく上値追いの展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:02 | アナリスト水田雅展の銘柄分析