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2014年11月12日

【狙い場・買い場】三洋貿易は業績好調で配当利回り2.9%と魅力的

狙い場・買い場 三洋貿易<3176>(東1)は、前9月期2ケタ増収増益着地。今9月期も最高益を更新する見通しで割安感があるほか、株主還元の高さや配当利回り妙味が増すことから注目したい。

 同社は、ゴム、化学品、機械・資材、産業資材、科学機器などの輸出入や販売を手掛けている。11月6日に発表した前2014年9月期決算は、売上高が586億1800万円(前の期比14.8%増)、営業利益が31億7800万円(同30.2%増)、経常利益が35億1600万円(同26.9%増)、純利益は19億8200万円(同34.4%増)と2ケタ増収増益着地。主力の自動車向けや家電・情報機器向け合成ゴムと副資材の国内販売が期後半に好調。自動車シート用部品の販売が好調に推移し、センサーなど機能部品とシート部品メーカーへの原材料の販売も伸長したほか、官公庁や企業の研究機関向けに大型分析機器をはじめとして、各種分析機器や試験機の販売が堅調だった。

 今15年9月期売上高は620億円(前期比5.8%増)、営業利益は33億円(同3.8%増)、経常利益は36億円(同2.4%増)、純利益は21億円(同5.9%増)と増収増益を計画。ゴム・化学品関連が堅調に推移するほか海外現地法人が好調に推移すると予想されるうえ、新規では医薬・医療関連商材や環境関連機材などの伸長を見込み連続最高益更新見通し。年間配当は37円(同3円増)を予定している。

 株価は、8月25日につけた上場来の高値1579円から10月14日安値1210円と調整。その後、モミ合いとなっている。同社は資源エネルギー分野、環境関連分野およびライフサイエンス分野の新規事業に必要な経営資源を集中投下して積極的に参画することへの期待感が高まるほか、配当性向25%を下限の目途とする株主還元の高さが魅力となっている。今期予想PER8倍台と割安感があり、配当利回り2.9%と利回り妙味も増す。ここからの押し目は中長期で注目されよう。(N)

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