<Q>上げ下げの荒い相場ですが。
<A>営業日数20日間でほぼ3000円上げ、年初来高値をつけたわけですからスピード調整は当然です。しかも、7−9月のGDPがプラス予想からマイナスとなったのですから、びっくりした相場です。年内は高値圏での持ち合いでしょう。
<Q>解散、選挙も決まりました。
<A>自公で過半数近く取ればアベノミクスを思い切って進めることができます。とくに、外国人投資家は安倍政権が強固なものになるとして、とくに短期のヘッジファンドでなく長期のペンションファンドが買ってくるものとみられます。自公で290議席以上取れるかを見守る展開とみています。
<Q>選挙までの相場の柱はいかがですか。
<A>今の相場は、「ミドリムシのような夢を買う」、「安定配当の高利回り実力株を買う」、「株価だけを買う」という3つの流れがあります。これらの銘柄が、循環的に買われる展開だろうと思います。足元では「円安」メリット銘柄でしょう。とくに、トヨタ自動車は円安の本命でありアベノミクスを象徴する銘柄でもありますから年内相場の中心となる可能性があります。
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2014年11月19日
【株式評論家・海老原紀雄氏に聞く】選挙結果まではモミ合いの展開、今の相場には3つの流れ
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:53
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