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2014年12月14日

【株式評論家の視点】フライトHD好買い場のチャンス、15年3月期増収、増益

株式評論家の視点 フライトホールディングス(3753・東マ・売買単位100株)に千載一遇の投資チャンスが巡ってきた。株価は2014年1月に2780円の年初来高値をつけた後、下落基調をたどってきたが、それも底打ちから本格反転の兆しが出てきた。売りも一巡してきた様相を呈し、逆に小口の買いで値を噴き上げることも予想されるだけに、ここは果敢に攻めるべきであろう。

 そもそも、2014年1月に急騰したのは2014年3月期の業績が大口案件の発生により、大幅増収、黒字転換が見込めることを材料に買い上がったことによる。これに続く2015年3月期の業績は売上高21億円(前期比9.9%増)、営業利益2億円(同11.6%増)、経常利益1億8000万円(同8.6%増)、当期純利益1億6400万円(同7.8%増)と、いずれもひとケタ台の伸びにとどまる見通しで、このため市場では材料出尽くしとともに失望感が一気に広がり、売り先行の展開となり12月、618円まで売り叩かれてしまったのだ。

 しかし、同社の将来性は明るい。この点を冷静に評価すべきではなかろうか。というのも、同社の取り巻く事業環境はすこぶる良好だからだ。同社の業績に影響を与える、モバイル決済の市場規模は全世界で2013年約41兆円(2010年25兆円)から2014年72兆円に増加し、さらに2017年は約200兆円に拡大すると予想されている。ということは、他社の追随を許さない同社の決済アプリ「ペイント・マスター」や「Incredist」(インクレディスト)が、事業拡大の局面にあるということだ。具体的には生損保の外交員やイベント・催事会場、小売業などで広く使用されるだろう。とくに「ペイント・マスター」はiPhone、iPadだけではなく現在注目のWindows8タブレットにも対応可能となったこともあり、大いに期待される。

 さらに同社のもうひとつの収益源であるコンサルティング&ソリューション事業も社会保障・税番号(マイナンバー制)導入に伴って事業拡大のチャンスを迎えている。

 確かに2015年3月期の業績見通しだけを評価するなら、株価はなかなか積極的には買えないが、その先の事業展開を勘案するなら、投資妙味がある銘柄といえよう。(志木克己)

>>フライトホールディングスのMedia−IR企業情報

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:17 | 株式評論家の視点