リボミック<4591>(東マ)は26日、欧州特許庁に出願していた抗NGFアプタマーに関する物質特許の登録許可を得たと発表した。
この特許はNGF(神経成長因子)の作用を阻害するアプタマーを広くカバーし、既に国内で登録済みの物質特許(特許第5602020号)に対応するものである。この特許査定により、現在、鎮痛薬として開発中のRBM004(抗NGFアプタマー)を知的財産権面で欧州でも保護し、欧州市場を対象とした競争優位性を高められるとした。
抗NGFアプタマーは、末梢における疼痛の原因物質として知られているNGF(Nerve Growth Factor、神経成長因子)の作用を阻害することによって、鎮痛効果を発揮する疼痛薬の開発を目指すものである。このアプタマーについては、14年4月30日、藤本製薬(本社:大阪府松原市)との間で、全世界を対象とした開発、製造及び販売に関する独占的なライセンスを付与する契約を締結しており、現在、藤本製薬において開発が進行している。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2015年01月27日