
去る、3月11日に2015年7月期・第2四半期決算を発表、前年同期比7.2%増収、営業利益12.0%増益と好成績を挙げている。
主力のテレビCM業界は2014年度2170億円(前年比1.1%増)と堅調で2010年度以降連続して拡大の方向にある。特に、同社など大手企業に制作が集まる傾向にある。
同社の場合、上期に比べ下期の業績が大きい。昨年は上期の営業利益は通期に対し37.6%の進捗率だったが、今期は通期予想の営業利益18億5600万円に対し上期の進捗率は38.9%と昨年を上回っている。このため、通期の利益は上振れる可能性はありそうだ。
今後、景気上向きに加えオリンピック関連でのテレビCM需要は好調に拡大が予想される。ROEは10%台後半と高く、今後、増配(今期年4円の予定)の期待が膨らんでくるだろう。
株価に派手さはないが、今後も着実な上昇が予想され中期では2007年の392円を目指す展開とみられる。
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