綿半ホールディングス<3199>(東2・売買単位100株)は下値に買い物が入り、真空地帯を戻す可能性がありそうだ。2016年3月期の増益路線復帰がはっきりしてくれば本格的な水準訂正高へ進むことも予想される。
2015年3月期の業績は、消費税増税の影響などを受けて前々期比で1.5%の減収、同18.8%の営業減益、同20.2%の経常減益となった模様で、これを嫌気して、株価は700円台前半の下値水準で推移している。ただ、2015年3月期の予想一株当たり利益で計算したPERが5倍台と同業のセリア23倍、アークサカモト11倍、ヒマラヤ12倍に比べて極点に低い。また、1株当純資産910円でPBRが0.81倍と、同じくセリアの5.53倍、アークサカモトの1.10倍、ヒマラヤの0.98倍に対しても低く、株価は割安水準といえる。
2015年3月の月間売上高は消費税増税前の特需の反動から前年同月比23.8%減と大きな落ち込みとなった。しかし、2016年3月期は消費税増税による影響が峠を越すと予想される。加えて主力のホームセンターは加工食品や日配品も取扱いを増やし、好評を得はじめており、月間売上高は回復しよう。
さらに訪問介護など新規事業の展開も期待される。2016年3月期の業績は増収増益路線への復帰が見込まれている。
下値には小口ながら買い物が入り株価は下値を固める展開となっている。これからは、同社の成長復帰に期待した積極的な買い物が入る可能性が高く、増収増益路線復帰という点がはっきりしてくれば本格的な水準訂正に向かうものと見られる。
年初来高値は818円(1月5日)、同安値は708円(2月19日)、17日終値は739円となっている。
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2015年04月20日
【業績で見る株価】綿半HDは下値に買い物が入り始め下値が固まる展開、16年3月期を期待
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:47
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