日本エスコン<8892>(JQS)は、ミニゴールデンクロス(GC)を示現。足元の業績が順調でモミ合い上放れが期待されることから注目したい。
同社は、1995年の設立以来、「無いものは創る」という熱意を原動力に、不動産が宿す無限の可能性を引き出し、磨き、活かすことで「価値ある事業の創出」を実現している。設立21年目を迎え、自社マンションブランドの展開をはじめ、プロパティマネジメント事業や投資顧問事業、商業開発、不動産企画コンサル等、あらゆる不動産のベストソリューションを提案する総合デベロッパー企業に成長している。
同社グループは中核事業である不動産販売事業において、分譲マンションの販売を推進したこと及び販売用不動産2案件の販売し、順調に推移。不動産賃貸事業においては、保有する収益不動産の賃料収入の増加を含めた資産価値の向上を図るべくリーシング活動及びプロパティマネジメント事業に注力。不動産企画仲介コンサル事業においては、企画力、多面的な事業構築力を最大限に活かし、企画コンサル等の業務受託等に積極的に注力している。
今2015年12月期・第1四半期業績実績は、売上高60億円(前年同期比2.8倍)、営業利益8億6100万円(同3.5倍)、経常利益6億3300万円(同7.0倍)、純利益5億6800万円(同5.6倍)と大幅増収増益着地。第1四半期純利益は第2四半期計画にほぼ到達し順調。
通期業績予想は、売上高260億円(前期比38.0%増)、営業利益34億円(同20.8%増)、経常利益25億円(同20.5%増)、純利益24億5000万円(同1.6%増)を見込む。年間配当は期末一括6円(同3円増)を予定。
株価は、4月7日につけた年初来高値305円から4月30日安値233円まで調整。その後、モミ合っている。訪日外国人(インバウンド)が投資目的でマンションなどを購入しており、同社を取り巻く事業環境は明るい。また、26日大引け後には株主優待制度を導入すると発表しており、市場の関心を集めると予想する。今期予想PER7倍台と割安感があるほか、配当利回り2.3%と利回り妙味がソコソコあり、高値奪回となるか注目したい。(N)
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2015年05月27日