三ツ知<3439>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績予想で割安感があり注目したい。
同社は、冷間鍛造技術をコア技術とした自動車用カスタムファスナーなどの製造・販売を手がけている。ガバナンス体制の強化・充実、グル ープ経営効率化の推進、グローバル戦略を支える海外子会社の体制整備、人財育成に取り組んでいる。
直近2015年6月期第3四半期業績は、売上高103億4400万円(前年同期比1.6%増)、営業利益6億5000万円(同51.5%増)、経常利益7億3600万円(同56.6%増)、純利益4億3500万円(同26.1%増)に着地。
国内では減収になったものの、日系自動車メーカーの海外現地法人の現地調達増加等に伴い、北米で売上が増加したほか新規受注の増加等が寄与したほか、グループ全社を挙げての原価低減活動等が奏功した。
2015年6月期業績予想は、売上高138億7500万円(前期比2.4%増)、営業利益7億2300万円(同34.1%増)、経常利益8億1500万円(同36.5%増)、純利益4億6600万円(同13.4%増)を見込んでいる。年間配当は50円(同5円増)を予定している。
株価は、13週移動平均線をサポートラインに5月28日に年初来の高値1930円と上昇。1850円を下値に切り返す動きとなっている。2015年6月期予想PER10倍台・PBR0.65倍と割安感があるほか、配当利回り2.67%と利回り妙味がソコソコある。16年6月期増収増益が観測ており、配当性向3割の株主還元率の高さから、配当取りの動きが下支え、高値奪回から一段高に進む可能性があり注目したい。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2015年06月19日