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2015年08月31日

【編集長の視点】TYOは安値から4連騰、決算発表を先取りして低位値ごろの割安株買いが増勢

編集長の視点 ティー・ワイ・オー<TYO、4358>(東1)は、2円高の187円と変わらずを含めて4営業日続伸して始まり、8月25日につけた年初来安値161円から底上げしている。同社株は、世界同時株安にツレ安して年初来安値まで突っ込んだが、目下、集計中の前2015年7月期決算が、今年9月11日に発表されることを先取り、次期2016年7月期業績の続伸期待を高めて低位値ごろの割安株買いが増勢となっている。前期配当は、期末にきて増配されたが、次期についても、連続の株主還元策思惑が底流していることも買い方有利に働いている。

■次期2016年7月期の純利益は過去最高に肉薄観測も浮上

 同社の前2015年7月期業績は、売り上げ285億円(前々期比7.3%増)、営業利益18億5000万円(同8.0%増)、経常利益17億円(同12.6%増)、純利益9億円(同51.0%増)と見込んでいた。広告事業では、自動車、電気・情報通信、飲料、衣料などの業種を中心にレギュラー案件の受注が好調に推移し、映像関連事業では、ミュージックビデオ制作の高利益率のライブ映像・演出映像の案件受注が大幅に増加、アニメーション制作でも受注単価が上昇、採算性を重視してコスト管理を徹底したことなどが要因となるもので、純利益は、前々期に計上した貸倒引当金などの特別損失が、一巡して大幅増益転換する。

 この前期の好業績は、今年6月に発表した前期第3四半期(3Q)業績でも裏打ちされ、3Q業績は、2ケタ増益で着地し、7月通期業績対比で順調な利益進捗率を示し、純利益は、8億6300万円(前年同期比2.1倍)とほぼ通期予想を達成した。このため配当は、期初予想の4円を5円(前々期は市場変更記念配当3円を含め6円)と普通配当を増配した。

 続く次期2016年7月期業績の動向については、決算発表を待たねばならないが、現在同社が推進中の中期経営計画から続伸が有力である。同計画では、広告主との直接取引を拡大させるとともに、広告代理店との取引も強化し、アジア戦略本部を新設して海外事業を拡大、M&Aも積極推進することを基本戦略としているもので、2018年7月期の売り上げ500億円の目標達成に向け、2016年7月期の業績目標を売り上げ320億円、営業利益21億5000万円に設定しているためだ。純利益については、東洋経済会社四季報最新号では、11億円と観測、2012年7月期の過去最高(11億2000万円)目前となる。中期経営計画では、配当性向を25%以上としているだけに連続の株主還元策の期待も高まる。

■PERは12倍台、25日線に3%弱の未達成と売られ過ぎを示唆

 株価は、前期第2四半期累計業績の2ケタ増益を評価して年初来高値216円をつけ、204円で配当権利を落として、200円台出没を続けてきたが、世界同時株安の波及で年初来安値161円まで突っ込み、底上げを窺っていた。PERは12倍台と割安で、25日移動平均線に対してなお3%弱の未達と下げ過ぎを示唆しており、高値抜けから弾みをつけ2007年9月高値290円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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