
東証1部の出来高が20億株割れ、売買代金も2兆円前後と揃って低水準が続いている。こういうマーケット状況の時の相場は、「陰の極」に近い状態で、過去のケースでは野村HDはボトムとなっていることが多い。
10月26日の戻り高値809円から約8%押し、日柄でも1カ月経過で短期的には反発の見込めるタイミングにあるといえるだろう。一方、中期的に戻り高値を抜いて上値を伸ばすことができるかどうかは、同社がモノ作りの会社ではなくマーケットに依存しているだけに日経平均が2万円を突破して一段高へ進むことができるかどうかにかかっている。中期的はともかくとして短期的には戻り狙いのタイミングから注目できそうだ。740円前後で仕込み、801円程度への戻りを狙うのがよいだろう。
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