中堅・中小企業を対象としたM&A仲介会社であるストライク<6196>(東マ)は、6月2日に17年8月期業績予想と配当予想の増額修正、および市場変更と公募増資・株式売り出しを発表した。6月23日付で東証1部または東証2部に市場変更する。株価の反応は限定的で消化難の形だが、4月の直近安値から下値を切り上げて戻り歩調である。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■17年8月期業績予想と配当予想を増額修正
6月2日に17年8月期業績予想と配当予想の増額修正、および市場変更と株式売り出しを発表した。
17年8月期非連結業績予想については、売上高を4億円増額して16年8月期比35.9%増の27億26百万円、営業利益を2億25百万円増額して同31.5%増の10億47百万円、経常利益を2億20百万円増額して同32.0%増の10億43百万円、純利益を1億69百万円増額して同39.0%増の7億09百万円とした。
事業承継ニーズを中心にM&A市場が拡大する中、信用力の向上や業務提携先の拡大などで、期初計画に対して成約案件数が増加し、成約単価も上昇している。配当予想は期末2円増額して年間14円(期末一括)とした。16年8月期との比較では2円34銭増配となる。
また6月23日付で東証1部または東証2部に市場変更する。これに伴って公募増資と株式売り出しを実施する。公募による発行株式数は15万6300株、売り出し株式数は72万3700株、オーバーアロットメントによる売り出し株式数は13万2000株で、公募・売り出し価格は6月12日から6月15日の間に決定する。
■株価は下値切り上げて戻り歩調、好業績評価して上値試す
株価は6月5日に5250円まで上伸したが、その後の動きは限定的で、やや消化難の形だ。ただし4月の直近安値3955円から下値を切り上げて戻り歩調である。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。調整一巡して強基調に転換したようだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
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2017年06月09日
【材料でみる株価】ストライクは下値切り上げて戻り歩調、17年8月期業績・配当予想を増額修正
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01
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