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2018年03月06日

パシフィックネットは高値圏で乱高下だが目先的な過熱感解消

 パシフィックネット<3021>(東2)は、法人向けにIT機器の調達・導入、ネットワーク構築、運用・保守、データ消去、引取回収をワンストップで提供するLCM(ライフサイクルマネジメント)サービスを強化し、フロー型からストック型への収益構造転換を推進している。18年5月期第2四半期累計は黒字化した。株価は革新的サイバーセキュリティ製品を好感して急伸し、高値圏で乱高下する形だが、目先的な過熱感が解消している。

■IT機器のLCMサービスを強化

 法人向けにPC・タブレット・モバイル等のIT機器の調達・導入、キッティング(事前設定)、ネットワーク構築、運用・保守、使用済みIT機器の引取・回収、データ消去・消去証明書発行、リユース・リサイクルを行うLCM(ライフサイクルマネジメント)サービスを強化している。

 使用済みIT機器の引取・回収、データ消去、再生、リユース販売中心の「フロー型」から、新品IT機器の長期レンタル型の調達・導入、キッティング、運用・保守を中心とした「ストック型」への収益構造転換を推進している。

 15年10月2B(トゥー ビー)を設立してBtoB専門総合通信サービス事業に進出、17年6月M&Aアドバイザリ・仲介サービス事業を行う子会社エムエーピー(MAP)を設立した。17年11月には取締役会で店舗部門の縮小と法人向けLCM事業のさらなる強化の方針を決議した。店舗部門は市場動向把握のための一部店舗を残して順次閉店する。17年12月にはガイド用無線レシーバーを中心としたレンタル・販売・保守サービスを展開するケンネットを子会社化した。

 18年2月には有料職業紹介事業(人材紹介事業)の開始を発表した。またPCIホールディングス<3918>と提携して革新的サイバーセキュリティ製品「AppGuard」の提供を開始すると発表した。

■18年5月期2Q累計黒字化

 18年5月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比2.8%減の21億87百万円、営業利益が64百万円の黒字(前年同期は65百万円の赤字)、経常利益が63百万円の黒字(同56百万円の赤字)、純利益が38百万円の黒字(同53百万円の赤字)だった。

 LCMサービスの受注拡大、選別受注などの収益管理強化、新たな東京テクニカルセンターによる付加価値・生産性の向上、支店・店舗統廃合によるコスト削減などの効果で黒字化した。

 LCM事業は売上高が10.0%増の8億34百万円で、営業利益が12.1%減の1億28百万円だった。積極的な営業展開で増収だが投資負担で減益だった。リユース事業は売上高が10.1%減の13億41百万円で、営業利益が1億04百万円の黒字(同13百万円の赤字)だった。使用済みパソコン入荷台数が減少して売上は低調だが、収益重視での回収案件の受注、生産性向上、店舗統廃合によるコスト削減、在庫圧縮による回転率向上などの効果で黒字化した。

 その他事業は売上高が11百万円で営業利益が7百万円の赤字だった。M&Aアドバイザリ事業で計2組の案件が成約した。

■株価は高値圏で乱高下だが目先的な過熱感解消

 株価は600円近辺でモミ合う形だったが、革新的サイバーセキュリティ製品の提供開始を好感して2月21日の1152円まで急伸した。その後は高値圏で乱高下する形だが、目先的な過熱感は解消したようだ。3月5日の終値は846円、時価総額は約44億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。そして週足チャートで見ると13種移動平均線、26週移動平均線とも上向きに転じて先高感を強めている。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析