プレミアグループ<7199>(東2)は、自動車ローンや自動車保証の自動車金融サービスを中心にオート関連サービスを展開している。19年3月期は営業費用増加などで微増益にとどまる予想だが、2桁増収予想である。株価は6月高値から反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。
■自動車ローンなど自動車金融サービスが主力
中古自動車のオートクレジット(自動車ローン)や、自然故障による修理費用を保証するワランティ(自動車保証)など、自動車金融サービスを主力として、オート関連サービスを展開している。18年3月期の売上構成比はクレジット事業が76%、ワランティ事業が23%、その他事業が1%である。
成長戦略として、オートクレジットの積み上げ、成長ドライバーとしてのワランティの強化、整備・板金などアフターマーケット分野への展開、海外事業(タイおよびインドネシア)の拡大を推進している。
■19年3月期は微増益だが2桁増収予想
19年3月期連結業績(IFRS)予想は、営業収益が18年3月期比17.4%増の106億39百万円、親会社所有者帰属当期利益が3.7%増の13億41百万円としている。
営業費用の増加などで微増益にとどまる予想だが、オートクレジット、ワランティとも伸長して2桁増収予想である。配当予想は18年3月期と同額の年間85円(第2四半期末42円50銭、期末42円50銭)で予想配当性向は38.4%となる。
■株価は自律調整一巡して上値試す
株価は6月15日の上場来高値3835円から反落したが、自律調整一巡して戻り歩調だ。7月26日には3770円まで上伸して6月高値に接近している。7月27日の終値は3600円、今期予想連結PERは約16倍、時価総額は約218億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。上値を試す展開が期待される。
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2018年07月30日