■通期予想には上期分しか上乗せしていない様子で再増額の期待
アルインコ<5933>(東1)は10月7日、急反発となって大きく出直り、取引開始後に12%高の1018円(108円高)まで上げて7月19日以来の1000円台回復となった。10月4日の取引終了後、第2四半期と3月通期の連結業績見通しの増額修正を発表。通期の予想には上期分しか上乗せしていない様子で、上期の好調さが下期も続けば、通期の業績見通しが一段と上振れる可能性があると注目されている。
営業利益をみると、第2四半期の見通し(2019年3月21日〜9月20日、累計)は従来予想を31%増額し、増額した金額は4.7億円。一方、3月通期の見通しは同じく15%増額し、増額した金額は第2四半期の増額と同額の4.7億円。他の各利益、売上高も同様で、3月通期の見通しは上期の増加をスライドしただけとみることができる。このため、下期も好調に推移するとすれば、通期の見通しはこれを上回ることになる。(HC)
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2019年10月07日