■緊急事態宣言の解除後、成約本数などが想定を上回る推移に
AMBITION(アンビション)<3300>(東マ)は7月15日、買い気配のままストップ高の678円(100円高)に達し、10時を過ぎてまだ売買が成立していない。14日の取引終了後、2020年6月期の連結業績予想と配当予想の大幅な増額修正を発表し、注目集中となった。
売上高は5月15日に開示した従来予想を5.1%上回り274.34億円の見込みに修正し、営業利益は同72.3%上回る9.20億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.4倍の2.81億円の見込みに修正した。配当(期末一括)は従来の1株につき3.10円を同7.58円の見込みとした。
5月下旬の緊急事態宣言解除後、金融機関の業務体制の復旧により、停止していた契約済み案件の決済が想定を上回るペースで順調に完了し、期ずれ懸念があった売上高の一部(約11億円)・営業利益の一部(約3億円)を20年6月期第4四半期(4〜6月期)に計上可能となった。
また、賃貸仲介事業でも、外出自粛や引っ越し自粛傾向による業績不振を見込んでいたが、緊急事態宣言解除後、成約本数は想定を上回る推移となった。(HC)
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2020年07月15日