■カシオ計算機の決算がステイホームなどで楽器調だったため連想買いも
ローランド<7944>(東1)は8月10日、回気配のあと5720円(200円高)で始まり大きく出直っている。6日発表の第2四半期決算が予想を大幅に上回り、12月通期の予想の増額修正も発表、注目集中となった。
第2四半期の連結決算(2021年1〜6月・累計)は、サイン市場向けプリンターとデンタル加工機の販売が予想を上回ったことなどにより、全体に従来予想を大きく上回り、営業利益は従来予想を41%上回る29.58億円となった。これを受け、12月通期の連結業績予想を増額修正し、売上高は従来予想を3.3%上回る438億円(前期比では25.9%増)に、営業利益は同35%上回る54億円(同約11倍)に増額した。
また、発表では触れていないが、カシオ計算機<6952>(東1)の四半期決算でステイホームなどを受けて国内外とも楽器が好調だったことを踏まえ、連想を膨らます様子もあるようだ。(HC)
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2021年08月10日