■不動産賃貸の安定収益をベースにブロックチェーン関連事業など推進
マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は10月27日、時間とともに上値を追う相場となり、午前11時過ぎには6%高の481円(26円高)まで上げて2017年以来、約4年ぶりの高値に進んでいる。今期の連結業績が売上高、純利益ともV字回復の見込みで、営業利益などは続伸を見込み、このところは不動産事業の強化や、香港市場で同社株の売買取次を行う現地証券会社が2社になることなどを発表しており、注目度が強まっている。
全国に25棟の不動産賃貸ビルを保有し、賃貸マンションが中心で年間家賃収入約7億円(利回り5、6%)という安定収益が強味。これをベースに、ブロックチェーン技術を応用した関連事業やNFT(ノン・ファンジブル・トークン)によるコンテンツ関連事業などを積極推進している。10月18日には、動産ファンドやSPC(特別目的会社)を活用した不動産事業強化の取組み開始を発表。買い材料の豊富な銘柄としても注目されている。(HC)
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2021年10月27日