■騰勢一服の場面でも底堅く下値での買い指し値をセリ上げて出動も
加賀電子<8154>(東証プライム)は9月12日の前場、4335円(70円高)まで上げて3日連続2000年以降の高値を更新し、ジリ高だが再び上げ基調を強める相場となった。8月初旬から中旬にかけて第1四半期決算と業績予想の増額修正を受けて急伸し、以後も高値圏で値固めを続けながら断続的に高値を更新してきた。後場は上げ一服模様で始まったが、業績上ぶれへの期待は引き続き根強い様子。高値更新後も相場が底堅いため、買い指し値をセリ上げて買い出動する動きがあるとの見方も出ている。
第1四半期連結決算(2022年4〜6月)は、半導体や電子部品のスポット販売に対する顧客ニーズの強さなどを背景に、売上高から経常利益まで、第1四半期としての最高を更新した。これを受け、業績予想を増額修正し、今期・2022年3月期の連結業績見通しは、期初に開示した予想に対し、売上高を5.9%上回る5400億円(前期比8.9%の増加)に見直し、営業利益は13.2%上回る240億円(同14.7%増)に見直した。これを受け、いちよし経済研究所では、加賀電子株式のフェアバリュー(適正株価)を3000円引き上げて9000円に見直した。(HC)
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2022年09月12日