■広義の株主還元、株価は長期上昇基調の中で「波の谷間」の見方
クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は10月28日、再び出直り基調となり、2053円(71円高)まで上げた後も2050円台で堅調に推移している。27の午後、自己株式の取得(自社株買い)を発表し、2021年1〜5月に実施して以来とあって、好感買いが優勢となっている。
27日に発表した自社株買いは、取得株式総数25万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.1%)、取得総額5億円を各上限とし、取得期間は2022年10月28日から23年2月28日までの予定。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するとしたが、投資家にとっても広義の株主還元になるため注目されている。
このところの株価は調整基調だが、52週移動平均の水準で推移し、下値固めの展開となっている。3年前から傾向的に値上がりを続けている中で、何度も52週移動平均の水準で下げ止まり、再び上値を追う相場となってきた。このため、直近の値動きは、波状的に上値を追う相場の中で波の谷間に位置していると見ることができるようだ。業績は連続最高益の見込みだ。(HC)
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2022年10月28日