■第2四半期連結決算、利益面では材料高や電力料等の製造経費増加が影響
京写<6837>(東証スタンダード)が10月28日の16時に発表した2023年3月期・第2四半期連結決算(2022年4〜9月・累計)は、売上高が117.51億円(前年同期比15.4%増加)と2ケタの伸び率を示した。プリント配線板の世界的大手で、片面プリント配線板の生産規模は世界最大。この期間は、国内で半導体不足などによる自動車関連分野の生産調整が影響したが、海外では、自動車関連分野を中心とした新規顧客と新商品の売上げが寄与し、事務機分野の受注も中国、インドネシアで好調に推移した。また、前期に稼働したベトナムは引き続き順調に推移し、売上げを伸ばした。
一方、利益面では、主材料等の価格高騰や電力料等の製造経費増加などにより、営業利益は2.13億円(同14.8%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は73百万円(同42.3%減)となった。
今3月期の連結業績予想は据え置き、売上高は230億円(前期比7.8%増)、営業利益は7.0億円(同46.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3.6億円(同24.5%増)。回復傾向を強める見通しだ。
(HC)
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2022年10月28日