東急建設<1720>(東証プライム)は2月7日、「TOKYU−CONST GB Innovation Fund L.P.」(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)を通じて、鉄筋の組み立てをロボットで自動化するToggle Robotics(本社:ニューヨーク、CEO:Daniel Blank 以下Toggle)に出資したと発表。

■Toggleについて
Toggleは、鉄筋を自動組立するためのソフトウェア開発および、ロボットを用いて鉄筋組立そのものを行うベンチャー企業。同社のソフトウェアは、鉄筋組立図の自動生成や、アーム型ロボットを活用した鉄筋の自動溶接・組立・品質確認を可能にするため、建設現場の省人化に寄与する。また、同社はAI(人工知能)やML(機械学習)の活用を通じた製造データの蓄積を行っており、高精度かつ高自由度の鉄筋組立を実現するソフトウェア開発力を有している。
●所在地:1121 Lincoln Avenue Holbrook, NY 11741,United States
●CEO:Daniel Blank
●累計調達額:11.7Millionドル
●設立:2016年
●事業内容:鉄筋の自動事前組立
●HP:https://toggle.is
■出資の背景と今後の展開
建設業界では技能労働者の減少を背景に、デジタル技術やロボットを活用した業務効率化や省人化など生産性向上が課題とされている。
同社は2030年を到達年とする長期経営計画において、競争優位の源泉の一つに「デジタル技術」を位置づけ、DX戦略を推進している。その中で、BIMを活用した鉄筋の自動加工システムの実証に取り組むなど、施工の自動化を積極的に推進しており、今回の出資はこの動きをさらに加速させるものとなる。
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