
■実証実験の背景
エスプールグローカルでは、複数の自治体から複数の業務を集約して受託するシェアード型のBPOセンターを全国15か所で展開し、住民サービスの向上を目的とした自治体スマートカウンター『「みんなの」㋜窓』やオンライン窓口を運営している。これらの取り組みは、自治体のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進、および市の垣根を超えた効率的な広域行政アウトソーシングの新たな形として期待されている。
一方、横須賀市では、「利用者中心の行政サービスの実現」を目的として2020年にデジタル・ガバメント推進方針を策定し、行政のデジタル化に取り組んでいる。その取り組みの一環として、同市では各種申請書をWEBフォームで作成する「書かない窓口」を推進しているが、サービスの更なる利用促進を図るため、エスプールグローカルのオンライン窓口を市内5か所に開設することとなった。オンライン窓口は、土日および平日夕方など開庁時間外でも、専用オペレーターによるサポートを受けることができ、デジタル・ディバイド*の解消が期待できる。
*デジタル・ディバイド:インターネットやコンピューターなどを使える人と使えない人の間に生じる情報格差のこと
■実証実験の概要
実証実験では、エスプールグローカルのオンライン窓口を市内の行政センターや大型商業施設に設置する。同市で導入されている手続きナビや申請サポートプラス(行政手続き支援ツール)の操作、デジタル庁が進めている引越しワンストップサービス*や、マイナンバーカード申請・マイナポイント設定支援の手続きに関するサポートをビデオ通話によって受けることができる。
*引越しワンストップサービス:行政手続だけでなく、民間手続を含めた引越しに関する手続をワンストップ化・オンライン化する取り組み
・期間=2023年3月23日(木)〜2023年5月31日(水)
・設置場所=コースカベイサイドストアーズ、ウィング久里浜、追浜行政センター、西行政センター、役所屋中央店
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