株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2023年03月22日

【どう見るこの相場】セオリー通りに値幅調整で下値を確かめ日柄調整へシフトなら自己株式取得銘柄に株高先行順位

 『たった四杯で夜も寝られず』とは、幕末の浦賀沖に突如、現れた4隻の蒸気船(黒船・軍艦)に強硬に開国を迫られて慌てふためいた徳川幕府の右往左往ぶりを皮肉った当時の狂歌と伝えられている。前週の世界のマーケットも、これとまったく同じで『たった四杯で夜も寝られず』状態が続き、ワールドワイドな株価の急落が止まらなかった。

 寝られない原因は『四杯』ならぬ『四行』である。シリコンバレーバンク(SVB)とシグネチャー・バンク、ファースト・リパブリック・バンク、さらに欧州金融大手のクレディ・スイス・グループの4行である。いずれも経営破綻や預金流出、資金調達難などで信用不安が高まって不眠不休のリスクオフの売り物を浴び続けた。ただ前週末には、この四行には、預金の全額保護、資金支援、さらにはクレディ・スイスは、同業のUBSとの合併などの救済策が発動され、日米欧の6中央銀行によるドル資金供給の強化も発表され、週明けの欧米市場は、世界的な金融危機につながるリスクは後退したとして続伸し、彼岸休み前の20日の反落した東京市場とは反応の方向が異なり一安心である。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:13 | どう見るこの相場