東京・台東区の浅草神社の例大祭「三社祭」が21日、最終日を迎えた。新型コロナウイルスの影響で規模が縮小されていたが、今年はほぼ例年通りの形で行われ、地元の氏子らが神輿を担いで街中を練り歩いた。経済の回復と景気の向上を祈願する人々の熱気が浅草の街に満ちた。
三社祭は、浅草神社で毎年5月半ばの金〜日曜に行われる歴史あるお祭りである。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、本社神輿の宮出しや渡御などが中止された。今年は感染対策を徹底しながら、4年ぶりに本格的なお祭りが開催された。
早朝から神社に奉納されている3基の本社神輿を担ぎ出す宮出しは、氏子ら約100人が参加。その後、みこしを担いで街中をめぐる渡御が行われ、地元の町内会や商店街などが参加した約100基の子供神輿や山車も加わった。大きなかけ声とともに浅草の街を練り歩く姿は、夏の風物詩として多くの人々の目を楽しませた。新型コロナウイルスによる苦境からの脱出と経済活動の再開を願う気持ちが一つになった。(JU)
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2023年05月22日